記事詳細

【こんな時代のヒット力】一般向け進出のきっかけは「防水防寒スーツ」 ワークマン「WORKMAN Plus」 (1/2ページ)

 2018年9月、ワークマン(群馬県伊勢崎市)が東京都立川市にオープンした「WORKMAN Plus」(以下、ワークマンプラス)は、開店早々に入場制限が出るほどの好調ぶりだ。この勢いに乗り、11月には川崎市、埼玉県富士見市と矢継ぎ早に開店している。

 ワークマンは業界向けに作業着などを販売。全国に831店(11月末現在)を展開し、競合2位(50店舗)を大きく引き離している。ワークマンプラスは同社初の一般消費者向けショップだ。

 なぜ一般向けに進出したのか? きっかけは主に雪寒地の除雪作業用に使われていた防水防寒スーツが売り切れになったことだった。

 作業着は基本的に同じ色、同じデザインを長く売る。同じ会社で作業員の服がバラバラだと困るからだ。そのため、売る側は買い手のニーズを見越して数十万着を大量生産し、ストックしている。それが売り切れることは前例がない。調べてみると釣り人やライダーなどの一般人が購入していた。

 同社の作業着は専門ブランドのようなハイスペックではないが、現場の使用に耐える高機能。しかも消耗品扱いのため、ブランド品の半額から3分の1の低価格である。また、リーマン・ショック以降、作業着を自前でそろえさせる会社が増え、スタイリッシュなウエアを着る作業員も多くなった。これに一般消費者が着目。SNSやブログの口コミで「ワークマンの作業着」の評判が広まった。

関連ニュース