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【新・兜町INSIDE】19年「年央に2万4000円」 野村証券が強気株高予想

 証券各社による2019年の市場見通しのうち、最も注目度の高いのが野村証券。アナリストの分析眼に加え、顧客への影響力も他社を大幅に上回るため、証券市場の注目の的だ。

 野村証券が最新の投資家向け冊子「Nomura21」で示した19年の見通しでは、日経平均株価は「年央に2万4000円」。18~19年度の予想増益率を10%前後とみており、業績向上に裏付けられた株価上昇を見込んでいるようだ。19年末の為替レートは1ドル=120円の円安予想だ。

 外資系金融機関の一部では、世界的な景気減速懸念を理由に消極的な相場見通しも散見される。このため、野村が株高予想を出したことで、他社の古参証券マンからも「年末にふさわしい強気予想だ」と歓迎する声が聞かれる。

 今後、有力証券・投信会社が相次いで株価見通しを発表することになるが、野村と同じ2万4000円では投資家に響かず、アナリストも存在感を示せない。このため、発表が遅い証券会社や運用会社ほど競売さながらに予想株価が切り上がっていきそうだ。

 【2018年12月7日発行紙面から】

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