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【こんな時代のヒット力】10代から支持される3000円のシャープペン ぺんてる「オレンズネロ」 (1/2ページ)

 シャープペンシル(以下、シャープペン)がアツい! 2008年には年間143憶円の市場だったのが、10年間で153憶円に成長した(矢野経済研究所調べ)。右肩上がりだ。買い手の主役は中高生。彼らを刺激するのは高機能化が進んだこと。それに伴い高価格となっている。

 その象徴が17年2月、ぺんてる(東京都中央区区)が発売した「オレンズネロ」だ。1本3000円という価格にもかかわらず、予想をはるかに超える売れ行きで、供給が追いつかない時期が続いた。

 品不足の理由は「そんなに売れる商品ではない」(マーケティング推進部プロダクトマーケティング課、飯塚愛美氏)という認識と、部品の数が28点と通常のシャープペン(10点前後)に比べて非常に多く、自動化が困難で手作業で製造しているためだった。

 一般に、高機能の高額商品は愛好家やプロ向け。しかし、オレンズネロに憧れ、支持したのはシャープペンのメーンユーザーである10代だった。

 オレンズは14年、「きれいにノートを取りたい」という中高生のニーズに応えるために開発された。0・2ミリ芯タイプという、それまでになかった超極細書きができることから大ヒット。価格は0・2ミリ芯タイプで500円だった。

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