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【新・兜町INSIDE】日経平均にシャープ復活説 来年3月パイオニア上場廃止で

 オーディオの名門、パイオニアが香港企業に買収され、来年3月27日付で上場廃止となる。パイオニアは自動的に日経平均株価の構成銘柄から除外され、空席にはシャープの復帰説が流れている。

 パイオニアは経営不振が長期化し、今月7日には1株66円10銭で香港籍の投資ファンドが株式を買い取って上場廃止となるスケジュールを発表した。主要225銘柄で構成する日経平均の中でも、株価は際立って低い。

 日経平均の銘柄選定ルールでは、経営統合や買収、倒産による空席は同業種の銘柄で埋める。電機セクターでは、任天堂や村田製作所、日本電産など有力な採用候補もあるが、いずれも株価が1万円を超え、パイオニアとのギャップが大きい。一方、シャープは1200円そこそこのため、パイオニアとの断絶は小さくて済む利点がある。

 シャープは債務超過に伴う東証2部市場銘柄への降格を理由に2016年8月1日に日経平均から除外されている。復活となれば、シャープの再建談に花が添えられることになる。

 【2018年12月14日発行紙面から】

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