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【新・兜町INSIDE】海外投資家が犠牲? ソフトバンク株決済トラブルの噂

 19日に東証1部に新規上場したソフトバンク株で決済トラブルが発生したとの噂が市場の一部で流れた。同社株の買い注文を成立させたはずの個人投資家に渡す株式の電子データが証券保管振替機構から送られず、事実上の受け渡し不能になったとのこと。

 ソフトバンク上場初日に売り手となったのは、上場前の売り出しに応じた個人投資家や海外投資ファンドとみられる。このうち個人は取引先の窓口となる日本の証券会社が決済に伴う資金や株式の移動を全面的に管理しており、大量の受け渡しトラブルは考えにくい。トラブルが起きやすいとすれば、ヘッジファンドなどの海外投資家だろう。

 株取引の決済は取引成立日を含めて4営業日後に行われる。この間、日本を含む世界の主要市場が米国株の株価暴落に軒並み巻き込まれ、投資ファンドの大幅損失説が何度か浮上している。このため、19日にソフトバンク株の売りを出したが、資金繰り難など何らかの事情があって株式を証券会社に渡せなかった投資ファンドが存在する可能性がありそうだ。

 【2018年12月28日発行紙面から】

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