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【オーバーロクマル世代応援企業】前職の経験を生かし“今”を実現 (1/2ページ)

★13回「サガミホールディングス」

 この連載は、25年間で2万人の経営者と交流してきた人材採用コンサルタント会社・キイストンの細見昇市社長が、60代以上の就業に積極的な企業30社を選出。夕刊フジと共同で紹介・顕彰するものです。

 和食めん処「サガミ」や日本料理「さがみ庭」、「味の民芸」など、和食や麺類のレストランを東海地方中心にチェーン展開する「サガミホールディングス」(名古屋市、伊藤修二社長、https://www.sagami.co.jp)。現在、17のブランド、261店舗で、従業員数はシニア500人を含む正社員・パートを合わせると約8000人に及ぶ。

 「定年は60歳なのですが65歳まで延ばし、さらに70歳まで延長することができます」と執行役員の長谷川喜昭氏。そのシニア従業員の中から、自らの経験を生かして業務に携わっている2人のシニアを紹介してくれた。

 丹下茂之氏は61歳。「現在、店舗後方支援部署グループ開発課で新店舗の設計や既存店の増改築などの際の建築図面をCADで描いています」と言う。前職の建築会社を退職後、CAD設計を学んだことを生かしている。職場には当然、若いスタッフもいる。

 「年齢的な差は気になりませんし特別な意識を持つこともありません。CAD職は私1人なのですが、仕事を進める際には自分勝手な考えや思い込みにとらわれず、常に協力・確認をしながら取り組んでいます。飲食業の経験が浅い私にとって、こうした(確認の)機会に学ぶことは多いですね」

 丹下氏の「学ぶ姿勢」は、社内だけに留まらない。「店内の配列や厨房の設備の配置など初めて見ることばかりなので、設計の参考にするため、休日などに他社の外食チェーン店へも行くようになりました」

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