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【こんな時代のヒット力】映像エンジンの小型化成功で人気加速 キヤノンマーケティングジャパン「EOS Kiss M」 (1/2ページ)

 2018年3月に発売されたキヤノンマーケティングジャパン(東京都港区)の「EOS Kiss M」は大ヒット。翌4月にはレンズ交換式カメラ市場でシェア12%を達成し、18年の年間を通して堂々たるナンバーワン機種となった。

 消費不況といわれる時代に、7万円を超える高額商品がデビュー早々、大変なヒットだ。

 「EOS Kiss」の初代は、1993年の登場。男性の“趣味の世界”と思われていた一眼レフのジャンルに「小型・軽量」「簡単」「きれい」のコンセプトを持ち込み、ファミリーや女性を中心にブームを起こしてエントリー(入門)クラスを代表するブランドとなった。

 EOS Kiss Mは、シリーズ誕生25周年で、初めてのミラーレスカメラだ。ミラーレスは従来の反射鏡の代わりに撮像をデジタルで確認し処理する技術。鏡が省かれることで小型・軽量化する。だが、EOSは一眼レフカメラを代表するシリーズだけに、開発にあたっては社内でも論議があったという。

 開発の背景にはミラーレス市場の成長がある。レンズ交換式カメラ市場は120万台規模の市場で推移しているが、その中でミラーレスは右肩上がりだ。「小型・軽量のニーズは、日本市場では特に強い」(イメージコミュニケーション企画本部カメラ商品企画部カメラ商品企画第二課課長、和田康一氏)。

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