記事詳細

【新・兜町INSIDE】日経平均算出ルール見直し? 「サプライズ」予想でも戸惑いの声

 野村証券が昨年暮れにまとめた日本株の10大サプライズには、日経平均株価の計算ルール変更が含まれている。実現の可能性が低いからこその「サプライズ」だが、ネット証券幹部から「水面下で日経平均の見直しが議論されているとのメッセージかもしれない」と疑心暗鬼の声。

 今年10月に予定される消費増税の再延期や日銀による金融政策正常化の強行などと並んで、日経平均の見直しがサプライズとして示されている。日経平均は現在、個別銘柄の株価を基準に算出し、企業規模は全く考慮しない。このため、時価総額が日本最大のトヨタ自動車は1株6000円台なので、1株5万円超のファーストリテイリングに比べて日経平均への影響力が8分の1にも満たない逆転現象が恒常化している。

 実際に日経平均の計算ルールを見直した場合、上場投資信託(ETF)など日経平均連動型ファンドは保有銘柄数の大規模な調整売買が必要になる。サプライズが現実化した場合、ETF運用会社から売買注文を受ける内外の大手証券は特需で潤いそうだ。

 【2019年1月9日発行紙面から】

関連ニュース