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【トップ直撃】『本気にさせる』強い人材育成! 大原学園・中川和久理事長「先生も生徒出身多いので苦しみ分かる」 (1/3ページ)

★大原学園・中川和久理事長(62)

 「本気になったら大原」のCMはダテじゃない。日本最大級の専門学校グループは、高校卒業生らを対象にした「就職」と、社会人を対象にした「資格」で強さを発揮している。その背景には、教職員が生徒と一対一で向き合って「本気にさせる」のはもちろん、本格的なアニメスタジオや高級ホテルそっくりの実習施設を作るなど、学校側の本気の取り組みがある。(中田達也)

 --税理士や公認会計士、公務員などの資格に強いことで知られています

 「資格はもちろん将来の糧になりますが、就職をして幸せな人生を送るための手段なので、取得するまでの過程も大事だと思います。途中で道に迷うこともありますが、そこで自分の進む道が決まるように思いますね」

 --ただ知識を詰め込めばいいだけではないと

 「先生たちは毎日の事業の合間に生徒を一人一人呼び出して、悩みを聞いて、解決策を教えて、ということをずっとやっています。先生も大原の生徒出身が多いので、苦しみが分かっているんです」

 --専門課程での就職の強さも知られていますが、その理由は?

 「企業の内定をいただいた後、それぞれの業務を教えるというプレ・キャリア・プログラムを行っています。企業さん側もバブル期は新入社員研修を1年ぐらいやっていましたが、いまはそんな余裕はないので、研修を学内にいるうちから半年間やってしまおうということです。研修のカリキュラムやプログラムを作るうえで企業さんとやりとりをするので太いパイプができ、就職にも有利という面もあります」

 --そうなると入社初日から即戦力に

 「もちろんです。その子たちがほめられるのは精神的にもいいし、社会のため、会社のためになろうという気持ちになりますよ。われわれは入社後も子供たちを追いかけています。研修のカリキュラムがどのぐらい生きているのかを生徒を通して評価していただくことになりますし、われわれも企業さんの状況が分かるというわけです」

 --現状の就職市場は好調ではありますが

 「大卒が就職して3年で3割、高卒が5割辞めるというデータもあります。辞めて、もっといいところに行ければいいですが、ほとんどのケースはそうではないはずです。日本の損失ですよね。海外の人に働いてもらうのもいいことだと思いますが、その前に日本のフリーターやニートの人たちに働いてもらう必要があると思います」

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