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【新・兜町INSIDE】異変!年初から1部昇格なし 東証の4市場制見直しに審査厳格化か

 東証2部やジャスダックなどの中小型株市場から1部への昇格が途絶えている。東証は1部市場を中心とする4市場制の見直し作業を進めている最中で、市場では「東証が昇格審査基準を厳しくしている」との見方が出ている。

 昨年は10月に3社、11月に7社、12月には12社が2部やジャスダック、マザーズから1部銘柄への昇格を果たした。ところが、今年は年初から1月21日まで1部昇格はゼロ。昇格予定の発表もない。この時期は年末年始の休業日を挟んでいるため審査が後ずれし、昇格に空白期間ができがちではある。しかし、昇格ゼロ件ともなれば市場関係者が「異変」と受け取るには十分だ。

 東証は現在2100社を超える1部上場銘柄を絞り込む方向で検討しており、時価総額500億~1000億円を1部指定要件とする案が浮上している。基準引き上げを前に時価総額の小さい企業の1部昇格を乱発すれば、今後は脱落銘柄が増え、「東証1部上場」の金看板を失う企業側からの反発が強まりかねない。

 【2019年1月23日発行紙面から】

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