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【介護離職に備えよ】「銀座オヤノコト.塾」 ひとりで悩まず語り合える場に (1/2ページ)

 筆者の会社(オヤノコトネット)は先日、ミドル&シニアの「オトナ親子」のためのセミナー「銀座オヤノコト.塾」を開催した。会場では、見守りサービスや補聴器、スマートフォンなど、「オトナ親子」の暮らしを快適にする商品やサービスのサプライヤーも相談コーナーを設けた。

 また、「オヤノコト」相談員による親の住まい選びやマネープラン、相続などの相談やセミナーも実施したほか、弊社会員(40-50代)によるトークセッションも行った。

 このセッションでは、普段なかなか交流することの少ない会員10人ほどがそれぞれの悩みを語り合った。遠距離介護や独居、認知症など、それぞれの親の状況は実にさまざまだった。

 参加者の1人も「親についての悩みといっても、多様なんですね」と感想を漏らしていたが、共通する悩みもあった。そのひとつが、両親のうち片方が認知症になった場合の、もう1人の親の負担の大きさだ。さらに、そうした状況を子供はどうサポートすればいいのかという悩みも共通のものだった。

 まさに、「老老介護」が切実な問題となっている今を象徴する悩みだと言えるだろう。

 また、「聴こえ」に悩んでいる親が多いのは想像以上だった。補聴器を使っていても悩みは解消しておらず、補聴器についての正確な情報が親にも子世代にも伝わっていないことを痛感させられた。

 筆者は当連載をはじめとして各所で何度もさまざまな情報を提供しているが、まだまだ不十分であることを認識した。同時に、子世代はもっと積極的に情報収集する必要があるのではないかとも思う。

 こうした共通の悩みに対しては、同様の経験をした子世代からのアドバイスが有益だったようで、参加者の1人は「身近な人に悩みを打ち明けてみるだけでも道が開ける場合がある」と語ってくれた。

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