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【こんな時代のヒット力】今までの豆腐にはできなかった「削る」「溶かす」 相模屋食料「BEYOND TOFU」 (1/2ページ)

 伝統食品「豆腐」で、次々にイノベーションを巻き起こしている企業がある。1951年創業、群馬県前橋市の「相模屋食料」だ。年商200憶円を超え、業界トップ。多い日には出荷数が20万パックを超える「焼いておいしい絹厚揚げ」、ガンダムとコラボした「ザクとうふ」などでインパクトを与え続けている。

 2018年3月に発売された「BEYOND TOFU」は発酵技術を取り入れ、チーズのような食感・質感が特徴。削る、溶かすという、今までの豆腐にはできない調理もできる。削ってパスタにかけたり、ピザにのせて焼いてとけると、まさにチーズ。それでいながら乳製品は使用せず、原料は100%植物性なので、「ヘルシー!」と人気。「当初予想の2倍の売れ行き」(広報部、片岡玲子氏)だ。

 同社の鳥越淳司社長は、「豆乳をにがりで固めたものが豆腐で、牛乳を発酵させて固めたものがチーズ。植物性か動物性かの違いで、同じようなものだと以前から思い続けていた」という。とはいえ、開発にあたっては硬さや味、風味とのバランス、削った時の感じや熱した時のとろける感など、トータルで実現するのが大変だった。ひたすら試作を重ね、地道に調整を行い、完成まで3年かかった。

 従来の豆腐の製造機械とはまったく異なる管理が必要になり、製造ラインを完全に分離させた環境の整備も行った。

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