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【バフェットの次を行く投資術】働く人々の「前向きのモチベーション」が必要不可欠 大ざっぱに正しく (1/2ページ)

 経営学者のピーター・ドラッカーが唱えるビジネスの二本の柱は「マーケティング」と「イノベーション」である。「マーケティング」は、現在一般的に使われている販売や営業という意味ではなく「顧客のニーズをくみ取り、それを製品・サービスの改良に生かす」という文字通りの意味である。

 「イノベーション」は新しいアイデア、製品を生み出すことだが、そのためには、働く人々の「前向きのモチベーション」が必要不可欠であるとドラッカーは強く主張する。だからこそ「重箱の隅をつつくように部下の欠点を指摘する」上司がいる職場は雰囲気が悪くなり生産性も落ちると懸念する。そしてさらに、欠点ばかり見つけて「部下の長所を見つけられないマネジャーは即刻解任せよ」という厳しいことを述べる。

 実はバフェット流においても同じだ。バフェットは確かに「投資を始めたら投資家はほとんどすることがない(つまり投資をする前に慎重に考えなさい)」と強調しているが、大口の投資先や買収先の経営に口を出すことはめったにない。全て経営者たちの「モチベーション」に任せる。

 また、参加企業の経営者たちから「悪い報告」が上がってきても決して非難したりはしない。次から「悪い報告」をしなくなるという恐れもあるが、そもそも任命責任はバフェットにあるとの考えなのである。これはドラッカーも同意見だ。

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