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【凄腕アナリスト ザ・覆面】急騰「アンリツ」ITバブル超え 5G関連開発器の需要拡大 (1/2ページ)

 2月14日で3月期第3四半期(4-12月)決算を中心とする決算発表が一巡する。すでに発表された主要企業の決算を見ると、ソニーが過去最高となる営業利益予想を据え置いた一方、通期の売上高予想を前期比1・8%増の事前予想から0・5%減と減収予想に下方修正。トヨタ自動車は今3月期通期の連結純利益見通しを前期比25%減(従来予想7・8%減)に引き下げたことなどが警戒されて、それぞれ決算発表後の株価は軟調な展開となった。

 しかし、全般相場に影響を及ぼすネガティブ決算は見当たらずと言っていい状況となっている。むしろ、投資家の関心は来2020年3月期業績の動向に関心が移っている。

 こうした中で、来期を見据えて早くも飛び出した銘柄がある。通信系計測器メーカーの「アンリツ」(6754)だ。同社の株価は500円台だった16年の秋を底値にして上昇トレンドを持続してきたが、昨年12月からの全体相場のクラッシュに巻き込まれて1800円台から1300円台にまで急落していた。

 ところが1月30日の今3月期第3四半期決算の発表を契機に株価は急騰して、ITバブル末期の株価水準である01年6月以来となる2200円台を回復し、その後も積極的な押し目買いを呼び込んでいる。

 アンリツは第3四半期決算発表と同時に今3月期の通期業績(国際会計基準)を上方修正している。売上高は従来予想比60億円増の980億円(前期比13・9%増)、営業利益は40億円増の110億円(同2・2倍)、当期利益は30億円増の85億円(同2・9倍)と特大の変化率だ。

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