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【こんな時代のヒット力】オーダースーツのIT化でお手頃価格実現 オンワードパーソナルスタイル「カシヤマ・ザ・スマートテーラー」 (2/2ページ)

 紳士スーツ市場は、ピークの8000億円(92年)から2150億円(17年)まで縮小している。クールビズの浸透やIT・ベンチャー企業を中心にした仕事着のカジュアル化などで、スーツを着ないビジネスパーソンが増えたことが原因だ。

 同社は事業を立ち上げるにあたって調査を行った。スーツを購入するのは30、40代男性で、「長引くデフレから、商品に価値がないと手頃な価格でも購入しないが、高品質で価格透明性が高ければ買うだろう」(関口氏)と判断した。

 徹底的な時間短縮、IT化を行いながら、一方で採寸はフィッターの手仕事にこだわっている。「3D採寸などAIの導入も検討したが、着心地に直結するゆとり量やフィット感など最終的な満足感のためには人の手が必要」だと関口氏は言う。それが老舗の強み、総合力である。(村上信夫)

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