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【トップ直撃】お客様を幸せにする“ピザ”の力! 日本ピザハット・中村昭一社長 (2/3ページ)

 ■常に「現場ファースト」

 --ピザの持つ力を強調していますね

 「日本では、ピザは誕生日会や仲間との集まり、サッカーの試合などのイベント、お子さんの入学や卒業などハレの日に食べる傾向が強いんですね。そうした喜びのシーンにあるのが私たちのビジネスです。ピザはお客さまを幸せにできると私たちは信じています」

 --やはりイベント時期の売り上げは大きい?

 「いちばん忙しいのはクリスマスですね。最近ではお正月も、おせち料理に飽きた方に頼んでいただいています。一方でプロ野球やサッカーなどのイベント会場に移動販売車を設置するなど、あらゆるシチュエーションで焼きたてのピザを届ける取り組みをしています」

 --商品への思いも強いようですね

 「3種類の生地のうち、『ふっくらパンピザ』については粉から練り上げているので、工程としては2時間ちょっとかかります。作業の簡素化は必要ですが、品質というところでは守り通さないといけないことがあると考えています」

 --新商品競争も激しいですね

 「ピザの耳の部分にチーズやソーセージを巻くなど、新しいことをするとみんな追いかけてくるのがこの業界です。毎週、新商品の提案会議を開いていますが、常にアンテナを張って新しいものに挑戦していくことが大事だと思います」

 --社長として目指すことは

 「全てはお客さまのために、現場で働く人たちが少しでもお客さまに歩み寄れることはどんなことかを考えています。ブランド一丸となって『現場ファースト』をテーマに掲げています。このビジネスは常に進化するので、まだまだ道半ばですね」

 ■「たたき上げで、現場畑でやってきました」

 【現場】「食べ物の商売が好きで、食に携わる仕事をやっていけたら」とこの業界に入った。「たたき上げで、自分でピザを作ってバイクで配達して、店長も経験するなど現場畑でやってきました」と胸を張る。

 【震災】1994年に関西地区の新規立ち上げメンバーとして白羽の矢が立った。「宅配ピザというと東京のおしゃれな人が食べるものというイメージでした」

 95年に阪神淡路大震災。「幸いに店の復旧は早かったんですが、周辺は悲惨な状況でした。避難所がある公民館や体育館、仮設住宅にピザを持って行ったところ、温かいものが食べられなかった人に喜んでいただけました」と振り返る。

 「復興が進んできたなかで、仮設住宅に配達すると『あのときはありがとう』と言っていただけることもありました」。店舗では売り上げ日本一を達成した。

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