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【こんな時代のヒット力】2度できる試食で「冒険する喜び」提供 「B-R サーティワン アイスクリーム」 (2/2ページ)

 サーティワンでは、ピンクのテイストスプーンで、注文前に全種類の試食が可能だ。これは世界共通のサービスだが、日本ではさらに「1本目は今月のお薦め、2本目はお客さまの気になるもの」と2回の試食を勧めている。お気に入りのフレーバーを見つけ、そのうえで「冒険する喜び」を提供するためだ。

 店に並ぶフレーバーのうち、21種は定番だが、残りの11種はどんどん入れ替わる。「毎月、新商品を提供するとともに、シーズン10種、セレクト1種のフレーバーを約3カ月ごとに出している」(マーケティング部マネージャー、橋本貴史氏)。

 サーティワンでは日本独自のマーケティングを行っており、抹茶、大納言あずき、ヤキイモなど毎月独自の新商品を出している。開発したフレーバーは、いずれも米国に送って審査に通ったものを販売する。そのほか、「世界共通のライブラリーが1300種あり、これを検討できるスケールは他にない強み」(橋本氏)だ。

 近年は、女子中高生のSNSの拡散力に着目し、彼女らをコミュニケーションターゲットにしてきた。「彼女たちを中心に、ご来店いただくすべてのお客さまがワクワクするような新商品の発表やキャンペーンを頻繁に行っている」(橋本氏)

 「We sell FUN not just ice cream」(私たちは単にアイスクリームを販売しているのではなく、FUN=喜び、楽しみ=を販売しているのである)。創業者の言葉だ。わざわざショップに行くという体験こそがサーティワンを魅力的にしている。(村上信夫)

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