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【新・兜町INSIDE】当選率UPへ「IPO優遇特典」制度設立 SMBC日興証券

 新規株式公開(IPO)銘柄の人気が過熱し、抽選に応募してもなかなか当たらないのが実情だ。そこでSMBC日興証券は今月から、預かり資産残高の多い顧客の当選確率を最大25倍にする「IPO優遇特典」制度を設ける。IPO銘柄を目当てに複数の証券会社に口座を開く投資家は多いが、今後は特定の証券会社に資産を集中させるスタイルが流行しそうだ。

 優遇制度を新設するのはSMBC日興証券のオンライントレード「ダイレクトコース」。口座開設3カ月以内か預かり資産250万円以上でIPO銘柄の抽選権を1票付与する。抽選権は預かり資産が1000万円以上で5票、5000万円以上なら25票と段階的に増え、当選確率が上がっていく仕組みだ。

 三井住友銀行の普通預金口座との口座連携サービス「バンク&トレード」を契約すれば、銀行口座残高も預かり資産判定の対象となり、ハードルはぐっと下がる。優遇制度の成否は、SMBC日興証券の引き受け部門が優良ベンチャー企業をどれだけ多く上場させられるかにかかっている。

 【2019年2月15日発行紙面から】

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