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【オーバーロクマル世代応援企業】郷土の歴史や文化は“長老”に学べ シニアだから知っている経験や知識も (2/2ページ)

 熊地氏は厨房で調理を任されている。「週5日から6日、休憩を挟んで14時から24時までの勤務です」。調理は3人で取り組んでいるが、「私より年配の方もいるんですよ。そんなこともあって年齢的なことはまったく気になりませんね」と言う。

 「仕事の内容は、仕入れから仕込み、調理、洗い物などの後始末まで厨房内のすべてになりますが、3人のチームワークもスムーズですし、阿吽(あうん)の呼吸で進めています」

 小林氏はホールで接客を担当している。「週5日、13時から22時までの勤務です」。職場は老若男女合わせて8人から10人のシフトで取り組んでいるという。「全員が私より若く、最年少は18歳なんですが、年齢差を意識したことはないですね」。接客は笑顔を絶やさないことが何より大切だと語る。

 調理も接客も長時間勤務で立ちっぱなし、動きっぱなしの仕事だが、2人とも「疲れはしますけれど健康ですし、風邪をひいたこともなければ病気をしたことありませんよ」と口をそろえる。健康だから働き、働いているから健康なのだそうだ。

 村上社長は「郷土料理の店では、シニアの方の知識、経験が大事です。なぜなら、その土地、郷土の歴史や文化などを知っているのはシニアだからです。こうしたお店では今後もシニアの方を積極的に採用したいと考えています」と結んだ。(取材・土金哲夫)

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