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【新・兜町INSIDE】異例の巨額外債買い 円安進行で株高加速も

 ジャパンマネーが年初から米政府債を中心とした外債投資に向かっている。財務省統計では、1月は2兆2235億円の大幅買い越し。3月期末決算が迫った1~3月は新規のポジション設定を控える法人投資家が多いだけに、異例の巨額買いといえそうだ。

 買い越しの半分は銀行。投信、生損保、年金など主要プレーヤーも全て外債を買い越していた。

 日銀のマイナス金利政策の長期化観測に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)による事実上の利上げ停止宣言から米国債に投資しやすい状況が続いている。

 米国債(10年物)の利回りは、昨年後半の3%台から低下したとはいえ、最近では2・7%付近で推移し、利回り妙味は依然大きい。年金や投信は為替ヘッジなしで外債を保有することが多く、外債買いは円売り圧力につながる。

 外資系証券の機関投資家担当者は「外債を買いたい地方金融機関は多い」と指摘。円安が進めば「出遅れた地方銀行などの外債買いが一段と増え、さらに円安が加速する可能性がある」と話す。円安進行で株高も加速か。

 【2019年2月22日発行紙面から】

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