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【榊淳司 マンション業界の秘密】売却仲介で損しない業者選びの極意とは? 避けるべきは、ネットなどでよく見る… (1/2ページ)

 今年に入って、中古マンション市場の下落基調が鮮明になってきた。私は2016年頃から「売れる物件は今のうちに売っておくべき」と言ってきたが、昨年あたりから市場の動きがかなり怪しい。

 現在、もはやピーク感は過ぎ、かつての高値を意識した売り出し価格の物件には、問い合わせさえ入りづらくなっているという。今からでも遅くないので、売ってもいい中古マンションは市場に出すべきだろう。

 中古を売却するにあたって、もっとも重要なのは仲介業者選びである。実のところ、どの業者に売却の仲介を依頼するかによって大きく違ってくる。

 避けるべきは、ネットなどでよく見かける「××社一括同時査定」みたいなサイトを利用することだ。物件情報を打ち込むと、大手を含めた数社から査定額がメールで送られてくる。その中で、もっとも高い金額を提示した業者に、売却の仲介を依頼するパターン。はっきり言って、その額で売却が成立する可能性はかなり低い。高い金額を提示する業者は、単に「専任」というその業者を通してしか売却できない形式の契約を結びたがっているに過ぎない。

 次に、駅前の一等地に店舗を構える大手不動産会社系列の仲介業者に売却を依頼するのも避けた方がいい。なぜなら、ほぼ100%の確率で囲い込まれてしまう。

 仲介業者は売主から「専任」契約で預かった物件情報は、必ずレインズと呼ばれる指定流通機構に登録しなければならない。レインズは、すべての不動産業者に公開されている。だから、どの業者が買い手を探してもよいという仕組みだ。

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