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【新・兜町INSIDE】東証1部厳格化で“自主退場”ラッシュか 外資系投資銀行に「名誉ある撤退」との噂も…

 東証が1部上場基準の厳格化を検討している。時価総額の小さい企業は降格が濃厚だ。外資系投資銀行が「名誉ある撤退」とばかりに「経営陣による買収(MBO)での自主的な上場廃止を提案しているようだ」(市場筋)との噂もあり、1部指定の厳格化の実施で、前代未聞の退場ラッシュが起きる可能性がある。

 東証の有識者会議では昨秋から、現行の東証1部、2部、ジャスダック、マザーズの4市場体制の再編を議論。3月中に報告書をまとめ、4月以降に東証としての正式な再編案が出てくる見込みだ。

 水面下では、時価総額500億~1000億円を基準に1部銘柄を再選定する案が検討中のようだ。時価総額500億円未満の約1000社が1部上場の金看板を剥奪されることになる。

 企業側の猛反発は確実だが、大方の企業は「降格」を甘受しそうだ。ただ、業績が良く、創業家が筆頭株主の企業にとって、株式を買い戻して上場廃止するのも選択肢に入る。配当を通じたキャッシュ流出も防げるので、オーナー系企業には上場廃止が魅力的か。

 【2019年3月6日発行紙面から】

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