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【株式フジ】買い意欲に欠ける市場、高値更新した銘柄に優位性あり 「近鉄グループHD」「京王電鉄」ジリ高 (1/2ページ)

 株式投資には「買うとき」「売るとき」、さらに「見る(待つ)とき」があると昔から言われています。株式市場は常に動いていますが、その値幅や勢いには差異が伴います。相場が上昇を始め多くの投資家が先高感を持ち出すときが絶好の買い場であり、逆に下落を始め先安感がでてきたときは売るタイミングなのです。加えて、そのどちらでもないときが存在していることも認識しなければなりません。

 日々の動きが軽微、いや仮に大きく上昇したとしても翌日に同じだけ下げる(往ってこい)となると、今後、上下どちらに動き出すかを「見る(待つ)」ことになります。多くの投資家が買い手控えるときがそれに該当すると理解できます。

 注意したいことは、買い手控えとなる半面で、売りものは通常通り出てくることです。その状況下では、日経平均など株価指数はジリジリと安くなるわけですが、それでも先安感が台頭しているわけではないのです。買い手控えはあくまでも様子を見ているだけであり、投資家が弱気に傾いているとはかぎらないのです。この判断を間違うことは絶好の買い場を逃すことにもなります。

 足元、英メイ内閣とEUがまとめたEU離脱案を英議会が承認せず、離脱時期や内容が不透明になっています。マーケットはネガティブ反応を示していますが、詳しくはマーケットが懸念しているのは「英ポンド」の下落です。それに伴うリスクオフ台頭によって日本円が買われる→輸出株を中心に日本株が売られるのではないかと恐れ、買い手控えになっているのです。イギリスがEUを離脱することそのものを嫌気しているわけではないのです。今後、英ポンド相場が落ち着いた動きを示すと、投資家が「打診買い」を入れてくることも予想されます。このタイミングを見極めていくことになるでしょう。

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