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伊藤忠、敵対的TOB成立 デサント株保有40%

 伊藤忠商事は、スポーツ用品大手のデサントに対する株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。国内では異例の敵対的TOBで、伊藤忠によるデサント株の保有比率は約30%から目標通りの40%に高まった。伊藤忠はデサントの経営体制に関して「デサントと早急に協議を行っていく」とコメントした。

 筆頭株主の伊藤忠は、利益の多くを韓国で稼ぐデサントの収益構造などを問題視し、同社の経営陣の刷新などを求めている。株式保有比率が3分の1を超え、株主総会での重要事項の決議に対する「拒否権」を握った。

 伊藤忠は1月31日から3月14日まで、開始前の株価の5割高となる1株2800円の買い付け価格でTOBを実施。設定した上限を大きく上回る応募があり成立要件を満たした。デサントは東証1部の上場を維持する。