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【こんな時代のヒット力】電子レンジだけで“ホテルの味”が楽しめる! キユーピー「ふわとろたまごのスクランブルエッグ」 (1/2ページ)

 「レンチン食品」が売れている。2018年3月、キユーピー(東京都渋谷区)が発売した「ふわとろたまごのスクランブルエッグ」は、湯煎や電子レンジでチンする(レンチン)だけでホテルの味が楽しめると人気だ。手軽さとおいしさが支持され、売れ行きは加速している。

 同社はマヨネーズで知られるが、その原料である卵を自社グループで生産しており、その取扱量は日本の流通の10%を占める。他のメーカーにも液卵を提供し、業務用スクランブルエッグ、卵焼きなどの卵加工事業を展開している。

 12年にスタートした家庭用卵加工品ブランド「キユーピーのたまご」シリーズは、業務用で培った知見を家庭用に展開したものだ。ふわとろたまごのスクランブルエッグは、シリーズ開始から6年後に発売された。

 ターゲットは「20代から40代の共働き世帯と、50代から60代の食事の時間をゆったり過ごすことができる世帯、年齢層」(家庭用本部営業企画部業態対応チーム、笠原かな枝氏)である。ホテルの朝食のようなスクランブルエッグが家でも食べられるというコンセプトだ。

 業務用のスクランブルエッグはすでにあったが、そのままサイズを家庭用に小さくすればいいというものではない。開発には試行錯誤が続き、通常の倍近い2年がかかった。

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