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【こんな時代のヒット力】手続きなど「購買障壁」とことん減らしヒット! ソースネクスト『ポケトーク』 (1/2ページ)

 人気漫画「ドラえもん」の道具の一つ、「ほんやくこんにゃく」をご存じだろうか。こんにゃくだが、食べると外国語を自国語として理解でき、自分が話す言葉を自動的に外国語に変換してくれるという夢の機械である。

 2017年12月に初代モデルが発売されたソースネクスト(東京都港区)の翻訳機「ポケトーク(POCKETALK)」は、在庫切れで最長3カ月待ちのヒットとなった。18年9月、新モデル「ポケトーク W」が登場、翻訳機としては世界で初めてeSIMを搭載しているため、電源を入れるだけで世界126の国と地域ですぐ使え、74言語に対応、音声とテキスト(文字)で変換する。

 「ほんやくこんにゃくのような製品は多くの方が欲しいと思うもの」と同社の松田憲幸社長は言う。

 翻訳機の構想は01年ごろからあったが、当時は音声認識や翻訳技術の精度が低く、実現できなかった。

 16年、同社は留守電メッセージをテキスト化して読むことができるアプリ「スマート留守電」を発売。この時、音声認識技術の精度が十分に上がっていると判断。再度、翻訳機にチャレンジする。

 ポケトークは携帯電話に使われているSIMを搭載し、クラウド上にある複数の翻訳エンジンと通信、その中から最適なエンジンを選択して使用することで、翻訳精度の高さと多言語対応を実現している。

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