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【日本の元気 山根一眞】検査不正も…実力は“世界一” 航空機内装品メーカー「ジャムコ」 (1/3ページ)

 企業トップが記者会見で深々と頭を下げるニュースが絶えないが、3月26日の航空機内装品メーカー、ジャムコ(本社・東京都立川市)の謝罪会見には胸が痛んだ。というのも、ジャムコは「日本の誇り」と言うに値するメーカーだからだ。

 私がジャムコの仕事を知ったのは17年と少し前の2001年11月、週刊誌連載「メタルカラーの時代」での対談だった。当日の午後2時に始まった対談内容は驚きの連続で夕方まで続いた。

 ジャムコは大型航空機向けのラバトリー(化粧室ユニット)やギャレー(厨房設備)の製造では世界のトップだ。箱形のユニットであるラバトリーは航空機部品として、信じ難い機能、構造、耐衝撃性で製造。外壁は特殊なサンドイッチパネルで軽量化をハニカム(蜂の巣)構造で実現。9G(重力加速度)という耐衝撃性を満たす。それは、重量200キロのラバトリーに重量の9倍の力がかかっても壊れないことを意味する。航空機の不時着や墜落時でもラバトリーがぶっ飛んで乗客に被害を与えない強度が求められているからだが、ジャムコはそれに世界一の技術力で応えてきたのだ(現在はラバトリーとギャレーなど座席シート以外の内装品では世界シェア66%)。

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