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【オーバーロクマル世代応援企業】元気と心意気を乗せて届ける「炉端焼き」 職場での年齢差も気にせず (2/2ページ)

 「勤続10年になります。平均して月6-7日の休みを除き、12時から23時までの勤務です」と馬場氏。現在は「三陸天海一家」を中心に仙台市内の各店を巡って炉端焼きの最前線に立っている。職場では全員が年下とのことだが、「年齢的な差は気にしたこともなければ、気になったことも、考えたこともないですね」と言う。

 炉端焼きは、焼きあがった料理などを大きなヘラのような道具で客に提供するのが売りだ。「炉端焼きは威勢が大切」(佐々木社長)だが、馬場氏はまさに威勢が良く、快活そのもの。話していても気持ちがいい。馬場氏自身、仕事中にカウンター越しで交わす客との会話が楽しいという。

 「関西や関東から仙台へ出張で来られた方との会話を通して知らない地域の様子を聞いたり、東北楽天ゴールデンイーグルスが勝った夜には野球の話題で盛り上がったり、楽しく、愉快な時間ですよ」

 だが、8年前の東日本大震災の時は「辛かったですね。どうやってお店をもり立てるかを考えていました」とも語る。

 元気、快活が全身にみなぎる馬場氏が差し出すヘラには、出来上がった料理だけではなく馬場氏の心持ちまで乗っかっているようだ。 (取材・土金哲夫)

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