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【オトナの社会科見学】京急高架下にオープン! ものづくり複合拠点「梅森プラットフォーム」

 東京・梅屋敷と聞き、「昔行ったよなあ…」とつぶやくのはプロレスファンだろう。新日本プロレス旗揚げ興行の地、大田区体育館に近い京急電鉄の駅だ。

 かつて私鉄駅前は、一向に開かぬ踏切の前で遮断機がチリンチリンと鳴る風景が日常だった。昨今は様変わりで同電鉄も数年前、都内は高架になった。

 高架下スペースは整備を進め、4月1日に大森町-梅屋敷駅間にものづくり複合拠点「梅森プラットフォーム」がオープンした。地域の「クリエイター」と「町工場」の拠点づくりを目的とする施設だ。大田区は町工場が多いが、近年若いクリエイターが流入し、新しいネットワークが形成されつつある。

 入居テナントの1つ「KOCA」は、クリエイターと町工場が協働し、誰でも本格的にものづくりに取り組めるコワーキング機能を有したインキュベーション施設。

 「仙六屋」の運営するカフェの窓はおしゃれな大型一枚ガラスだが、前の席でくつろぐのは地元のシニア女性たち。ガラスの向こうは古くからある住宅の瓦屋根が借景。土地に根を張るものと新たな動きのコラボレーションだろう。

 カフェに隣接するイベントスペースでは、近隣に店を持つデザイナーによる使い古された広告素材を再利用して作るバッグの展示会が開かれたりする。 (矢吹博志)

 ■「梅森プラットフォーム」(東京都大田区大森西5丁目・6丁目付近 京急線大森町-梅屋敷駅間高架下)

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