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【新・兜町INSIDE】手じまい売りより怖い下方修正…10連休前に警戒感

 皇太子さまの新天皇即位の前後で10連休を迎える東京株式市場。連休直前の26日は手じまい売りが予想されているが、もっと悪質なマイナス材料が警戒されている。業績見通しの下方修正ラッシュだ。

 今月に限らず週末など休日前には、株取引が終了する午後3時から1時間ほどの短い時間に業績見通しの下方修正や減配などマイナス材料の発表が集中する傾向が強い。上場企業にとって、午後5時に留守番電話に切り替えれば、株主やアナリストからの苦情や問い合わせをシャットアウトできるほか、業績悪化などが株価に反映されるのはほとぼりが冷めた休日明けになるためだ。3月期末の株主名簿を締め切った後の減配など「掟(おきて)破り」型のマイナス材料を発表するには、10連休直前がとても好都合なのだ。

 今年は10連休前最後の取引日となる26日、東証全体で246社が決算発表を予定している。昨年の大型連休直前の4月27日は275社だったので、1割ほど減ることになる。大半の企業は前期業績と2019年度見通しの開示を10連休明けに持ち越す。

 【2019年04月08日発行紙面から】

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