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旅館・ホテル悲鳴…大手旅行サイトが『最安値圧力』のウラ 価格競争には不満も「なければ困る」ジレンマ (2/2ページ)

 一方、「価格の決定権はこちらにあるので、値下げできない場合はお断りしている」と明言するのは、6つの旅行サイトと契約する亀山温泉ホテルの鴇田(ときた)英将代表。

 「大手サイトから値下げを依頼されることはよくある。値下げできる部分はするが、サイトごとに人数や幼児の年齢など条件が異なるので、一律の価格を設定するのは難しく、要望されてもお応えできない部分がある」と話す。

 旅行予約サイトが同ホテルに依頼する価格設定の相談は大型連休や年末年始が多く、多いサイトでは年に5、6回、電話やファクシミリで行われるという。

 井門観光研究所の山田祐子氏は「旅行予約サイトにはポイント制度もあり、ネット上で予約した方が利用者にとって得になる。自力で集客することが難しい小規模な事業者になるほど、大きな広告効果があるサイトに頼ってしまう。また契約すれば宿泊情報管理のシステムを無料で導入してくれるサイトもあり、小規模事業者は依存状況から簡単には抜け出せないだろう」と指摘した。

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