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【オトナの社会科見学】特別展「中野駅と街の移り変わり」開催中 「山崎記念中野区立歴史民俗資料館」

 東京都新宿区の外れで育った筆者の小学校時代、行動範囲の南の果ては、中野駅あたり。テレビドラマで「意地悪ばあさん」を演じて、小学生の誰もが知る大スターだった青島幸男が中野ブロードウェイに住んでいると聞き、会えるわけもないのにできたばかりのビルを目指して自転車を走らせたものだった。

 「山崎記念中野区立歴史民俗資料館」では6月2日までJR中野駅開業130周年記念特別展「中野駅と街の移り変わり」を開催中。駅周辺の懐かしい写真や中央線にまつわる鉄道コレクションを展示する。

 1966年、完成したばかりのブロードウェイが映る1枚の前には「5階から10階までは220世帯の住居、屋上には庭園やプールも」と説明書きがある。55年頃の北口前の1枚ではまるで体育館のような建物に「ダンスホールミリオン」の看板があるが62年の写真では空き地。57年の南口の一景では菓子の不二家の店名脇に、ペコちゃんのみならず当時よく見かけたポコちゃんも写る。

 子連れの父親が「三菱銀行、中野名画座、もうみんなないよなあ」とつぶやく。傍らで幼児が「マルイだけ一緒だよ!」と店の表記を指さしていた。(矢吹博志)

 ■「山崎記念中野区立歴史民俗資料館」(東京都中野区江古田4の3の4、03・3319・9221)9~17時(入館は16時30分まで)。入場料無料。休館日は毎週月曜日と第3日曜日。

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