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【トップ直撃】自動車産業は100年に1度の変革期…だからこそ新たにチャレンジ! シェフラージャパン・四元伸三代表取締役「日独に共通するモノ作り精神」 (1/3ページ)

★シェフラージャパン・四元伸三代表取締役(64)

 自動車産業は100年に一度といわれる変革期だが、「新しいことにチャレンジできる時代」と前向きに受け止めている。クルマの電動化シフトも、技術力と研究開発力を生かすビジネスチャンスだという。そこに貫かれているのはドイツと日本に共通するモノ作りの精神だ。ドイツの自動車部品大手、シェフラーグループの日本法人を率いるトップは、50にして始めた「永遠のギター青年」でもある。(中田達也)

 --国内の自動車メーカーと全方位で付き合いがあるそうですね

 「日本の全ての自動車メーカーさんと何らかの取引があります。マツダさんのスカイアクティブというエンジンのシリーズでは、重要な開発パートナーとしてやらせていただいています」

 --日本市場の重要性について

 「日本がいま世界で一番進んでいるのがハイブリッド技術で、電動化でも相当進んでいます。日本のお客さまの技術に貢献できる部分を見つけることがわれわれの役割だと考えています」

 --エコカーの拡大をどうとらえていますか

 「電気自動車に使う電気を全て石炭火力で作っていたとしたら、逆に二酸化炭素が増えてしまうことも考えられます。また、電気自動車のバッテリーを作るのに使うエネルギーや希少金属を考えると、電気自動車が増えれば増えるほどいいかというと必ずしもそうではありません。シェフラーグループでは、2030年に電気自動車と燃料電池車で計30%、ハイブリッド車が40%、残りがいまの内燃機関というミックスを想定しています」

 --シェフラーの強みは

 「シェフラーが得意なのはエンジンやトランスミッションなどパワートレイン全体の最適化です。内燃機関のエネルギー効率を上げて二酸化炭素の排出を減らすというニーズが出てくるので、われわれの技術が生きてきます。電気自動車でも、バッテリーの電気をいかに効率よく動力に伝えていくかという点でわれわれのノウハウを生かせると思っています」

 --自動車も家電のように汎用化するという議論もあります

 「家電との大きな違いは、人の命を乗せて走るという点です。コンピューターなら再起動したら済みますが、車の場合、安全に対する信頼性が絶対に必要になってきます。自動運転にしても、コントロール部分は新しいプレーヤーが強みを持っているのでしょうが、人を乗せて走ったり、周りの人との接触を避けるには『走る、曲がる、止まる』という物理的な部分が大事なんですね。これは簡単なことではなくて、将来にわたって強みになると思います」

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