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【榊淳司 マンション業界の秘密】不動産業界に現れた2つの「マイナス」 経験値のない五里霧中の世界へ… (1/2ページ)

 最近、不動産取引でマイナスの提案をする業者を見かけるようになった。

 「あなたがご所有の不動産をマイナス××万円で買わせていただきます」

 どういうことかお分かりだろうか。簡単に言えば「××万円払ってくれれば、所有権をこちらに移転して差し上げますよ」ということ。

 言ってみれば、「ご所有の不動産を粗大ゴミとして引き取って差し上げるから費用を払ってください」みたいなものだ。

 このゴールデンウイーク(GW)で故郷の実家に帰る人も多いことと思う。そういう方の多くは、まだご両親、あるいはどちらかがご健在のことだろう。

 しかし、いずれは相続が発生する。田舎の実家不動産をどうするかは、都会で暮らすオレンジ世代(40代以上)には悩ましき問題だろう。これからは、こういった「マイナス処分」も本格化するのではなかろうか。

 他にも「マイナス」は考えられる。可能性はかなり低いが、住宅ローンのマイナス金利だ。

 住宅ローンを借りると、元本の他に金利分の支払いが生じる。そこがマイナスになるのだ。つまり、マイナスの分だけ元本の返済が差し引かれる状態。そんなことはあり得ない、と考える人も多いことだろう。しかし、理論的にはあり得る。

 現在、日本の長期金利は0%状態。住宅ローンの金利も変動なら0・4%台の場合さえある。しかし、これがマイナス0・1%になることも「あり得る」と私は考える。

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