記事詳細

【男のみ・だ・し・な・み】バッグや服に付けて“自分の目印”に 若者も高齢者も楽しめる「缶バッヂ」 (1/2ページ)

 秋葉原の街を歩いていたら、若者がアイドルたちの缶バッヂをバッグに50個以上付けていた。まわりの若者も同様で、バッグや着ているものそれぞれに競うように付けていた。缶バッヂを交換したり売っている者も見かけた。

 銀座の場外馬券売り場近くで出会った高齢者は、馬をあしらった缶バッヂを帽子にいくつも付けていた。缶バッヂ愛好者の私は、若者も高齢者もが缶バッヂを楽しんでいるのを見かけてうれしくなった。

 缶バッヂはアメリカ発祥のものとされ、1789年の初の大統領選でジョージ・ワシントンが選挙活動に使ったのが嚆矢(こうし)とされている。当時のものは金属製で、洋服に縫い付けるための穴があったが、19世紀の終わりごろに今のような裏にピンが付いたものになって広まった。以後、選挙キャンペーンや活動の小道具として、候補者や政党名、スローガンが目立つようになっている。

 選挙キャンペーンの好評で企業広告や宣伝ツールにも使われ、ベトナム戦争反対の意思表示のピースマークで広く普及した。イギリスでミュージシャンが缶バッヂを作ったこともあって、日本では1970年代にミュージシャンものが人気を博した。今ならば個人情報保護法の壁によって禁止だろうが、80年代には若者の間で大流行したのがお名前缶バッヂだ。

関連ニュース