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【サラリーマンサバイバル術】人間関係からなのか…納得できない「異職種への配転・賃下げ」 (1/2ページ)

 【Q】経理の専門職として雇われましたが、上司との人間関係がうまくいかなかったからなのか、数カ月で「来月から営業部門に異動してほしい。賃金は下がるが、営業成績がよければまた引き上げることを考える」と言われました。これは私への嫌がらせだと思います。経理のスペシャリストとしてキャリアアップを目指したいので、賃金の引き下げはもちろん、異動にも納得できません。(20代、男性)

 【A】まずは労働契約をみて、職種が限定されているかを確認してください。営業部門の職種が契約の範囲外である場合、配転命令は労働契約の内容変更となりますので、本人の同意がない限り効力はありません。

 職種限定が認定できない場合でも、職務の内容や社内における配転の実績などから、異なる職種への配転が無効とされる場合があります。一方、資格を必要としない職種や高度な専門性を有しない職種については、職種限定の合意が否定されることもあるようです。

 また、今回の異動が「嫌がらせ」であるとすれば問題です。「人員配置の変更を行う業務上の必要性」「人員選択の合理性」「配転命令が不当な動機・目的ではないか」など、会社とよく話し合うことが必要です。

 賃金の引き下げについても、合理的理由のない労働条件の切り下げは無効です。労働契約法は、労働条件の変更は労働者との合意が必要であると規定しています(第8条)。加えて、労働者の合意なく就業規則を変更して、労働者に不利益な労働条件に変えることも原則としてできません(第9条)。

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