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【定年後の居場所】地道な努力は実を結ぶ 研究会で出会った人からうれしい知らせ (1/2ページ)

 定年退職して気が付くことの一つは、自分に来る郵便物が減ることだ。退職した翌年の年賀状が激減したことに驚いたという声を取材で聞いたことがある。元営業担当の部長は、取引先や業者からの中元や歳暮が届かなくなったと笑いながら嘆いていた。

 一番たくさん郵便物が来るのは、もちろん正月の年賀状だったが、次に多いのは4月から5月に来る退職や転勤の挨拶状だ。私もそうだったが、4月に転勤になって、仕事も少し落ち着いた4月下旬やゴールデンウイーク中に書くことが多かった。最近は、メールの一斉送信で連絡する人もいる。しかし、定年退職して4年もすると会社関係の挨拶状はほとんど届かなくなった。

 ただ今年は、何枚か気になるものがあった。連休中には、私が大変お世話になった知人から退職を知らせるはがきが届いた。初めて出会った時は週刊誌の記者だったが、後に編集者として活躍。退職後は、フリーランスとして独立するそうだ。今までの感謝と今後も活躍してほしいという気持ちが湧いてくる。

 もう一枚は、私が主宰していた研究会で数年前に出会ったH氏からのものだ。50代でメーカーの海外勤務から日本に戻り、それ以降どのように働くかで迷っていた。彼はビジネスパーソンのキャリアについて関心を持っていたので、拙著を読んで研究会に顔を出された。

 当時、H氏は会社を退職して社外に活路を見いだすことも考えていた。私は「社内でキャリア相談の仕事などができればいいですね」とコメントしたことを覚えている。各部門を経験した50代後半の社員をキャリア相談の担当者に充てている会社を知っていたからだ。

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