記事詳細

【新・兜町INSIDE】日銀の金融政策予想で大和リポートが「お詫び」 他社アナリストには強いプレッシャーか

 「謹んでお詫(わ)び申し上げます」。こんな書き出しで始まるのは、大和証券が4月26日付で作成した投資家向けリポート。日銀の金融政策についての予想が外れたことをわびたものだ。投信運用会社の幹部は「全ての予想を的中させるのは不可能だ」(投信運用会社)と指摘。その上で「誠実なリポートは東京金融市場全体のレベルアップにつながる」と称賛する。

 焦点となったのは日銀が金融政策の方向性を示す「フォワードガイダンス」。大和証券は「急いで変更する必要性は見当たらない」としたが、日銀は「少なくとも2020年春頃まで」と、今の金利水準を続ける具体的なメドを初めて示した。

 日銀発表文の大枠は変わらず、政策変更というより現行政策継続の再確認の色合いが濃く、厳密には大和証券が予想を外したわけではない。しかし、大和リポートでは、世界の中央銀行が金融緩和を志向する「ハト派」化している点を見ておくべきだったなどと率直に反省点を述べている。他社アナリストには強いプレッシャーになりそうだ。

 【2019年5月8日発行紙面から】

関連ニュース