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【ABS世代が「シニア」を変える】「ABS世代」は“遊びの文化”謳歌した申し子… 団塊世代は遊びの体験が少ないまま就職へ (2/2ページ)

 ABS世代は「新御三家」や「花の中三トリオ」、キャンディーズ、ピンク・レディーなどが出演していた歌番組を見ることが定番。そして荒井由実の登場で、それまでの団塊世代のフォークシンガーとはまったく異なる「ニューミュージック」というオシャレなカテゴリーも誕生。ユーミンの歌は流行・文化を創り出しました。

 ファッションでは雑誌「JJ」と「POPEYE」が創刊。この頃の私はというと最後の「VAN」世代として、ボタンダウンシャツやスニーカーを買い、女の子を意識しながらオシャレを覚えました。

 ファッションで思い出すのは、JUN&ROPEが提供していたダンス番組「ソウル・トレイン」。東京生まれの友人に聞くと、ディスコに出かけて、兄姉に教えられステップダンスを覚えたそうです。そして78年には映画「サタデー・ナイト・フィーバー」が公開されます。

 モノの普及率が高まり市場成熟期となった70年代は、市場の細分化や製品の差別化で付加価値のあるモノが市場に出回りました。娯楽も多様化を始め、それまでにないカルチャーが形成されました。

 こうして振り返ると、ABS世代は遊びの文化が躍進した時代に多感な時期を過ごし、大学生から社会人になったのです。この体験がベースとなり、その後の社会に大きな影響を与えることとなります。

 ■鈴木準 1960年生まれ。一般社団法人日本元気シニア総研主任研究員。ジェイ・ビーム代表取締役。マーケティングコンサルタント。広告代理店を経て37歳で起業。企業のモノやサービスのコンセプト開発、プロモーション戦略に関わっている。

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