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RIZAP、黒字転換『コミット』できるか 想定外の193億円大赤字…専門家「ここからが正念場」 (2/2ページ)

 18年6月には「プロ経営者」として知られる元カルビーの松本晃氏を三顧の礼で最高執行責任者(COO)に招いたが、わずか1年で取締役を外れ、特別顧問となる。

 若杉氏は「M&Aの凍結はすでに発表されており、買収した企業の一部も売却するなど構造改革もめどが立っている。その時点で松本氏の任務は終わったといえ、改革を完成に向かわせるのは社長の瀬戸氏にかかっているのだろう」とみる。

 ガバナンス(企業統治)の改革策として、今期から取締役会は瀬戸社長以外の5人全てが社外取締役になり、組織面でも、中間持ち株会社の「RIZAPインベストメント」に経営再建が急務の子会社を集約する。

 前出の若杉氏は「ケアしなければいけないところに、手を施したといえそうだ。ここからが正念場だが、計画通りに実行できれば、成長も期待できるかもしれない」と指摘した。

 決算説明会で瀬戸氏は「V字回復を果たすべくやっていきたい」と話し、同席した松本氏も「膨張し、ぜい肉が付いていたが、健全な会社になると思う。立場を変えてサポートしていきたい」と強調した。

 金融機関との間で70億円の融資枠が設定されるなど資金面の手立ても整い、20年3月期の業績見通しは売上高が1・1%増、最終損益は5億円の黒字転換を見込む。

 CMのように筋肉質に変身できるか。

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