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苦戦していた「沖縄ファミマ」が稼ぎまくるようになった経緯が面白い (4/6ページ)

■戦略転換のきっかけはローソンの猛攻

 このように地元密着の施策を次々と打ち出し、高い平均日商を実現するに至っている沖縄ファミマだが、進出当初は苦戦していたという。かつては、店舗の平均日商が最も低い地域だった。

 1987年当時、コンビニという業態の認知度が低かったこともあるが、店舗開発力や商品開発力が低かったことも原因だった。進出当初は、東京の本部から渡されたレシピ通りの弁当を製造し、販売していた。店舗の立地戦略も必ずしも洗練されたものではなかった。

 苦戦はしていたもの、コンビニの認知度が高まってきたため、出店すればするだけ売り上げは伸びていった。しかし、ローソンが1997年に進出してきたことで状況は一変する。担当者は「ローソンさんはわれわれの弱点を全部突いてきた」と振り返る。

 例えば、ローソンの店舗は十分な駐車スペースを確保していたため、自動車で来店したいお客に支持された。また、沖縄ファミマのトイレはバックヤードの奥にあり、お客が自由に使えないようになっていたが、ローソンは進出当初から利用しやすい場所に設置していた。現在では、お客がトイレを気軽に利用できるのは当たり前になっているが、当時では珍しいことだった。

 こうしたローソンの“猛攻”を受けた結果、「売り上げがかなり落ち、2001年くらいまでは苦労しました」と担当者は振り返る。

ITmedia ビジネスオンライン

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