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苦戦していた「沖縄ファミマ」が稼ぎまくるようになった経緯が面白い (6/6ページ)

■フラチキ引換券が大人気

 沖縄ファミマは国内男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE(Bリーグ)」の「琉球ゴールデンキングス」に協賛している。同チームとコラボしたファミカフェ用のカップを期間限定で提供したり、選手の写真が登場するラッピング店舗を展開したりしている。

 地元のスポーツチームへの協賛というのは珍しくはないが、驚くべきはビジネスへの好循環を生み出している点だ。沖縄ファミマでは、公式試合中にフラチキの引換券をカプセルの中に入れて、観客に配布している。その引換券を実際に店舗に持っていったお客の割合は8割超という。チラシなどで配布するクーポンの引換率は1%もあれば十分といわれているなかで、これは驚異的な数字だ。プロチームへの協賛による地元住民へのアピールと、店舗への送客を効果的に両立できている。

■社員の9割以上が地元民

 沖縄ファミマで働く社員の9割以上が、沖縄県で生まれ、沖縄で育った“地元民”だ。この割合の高さはファミマの澤田社長も注目している。沖縄ファミマの社員は、お客と同じ目線でサービスを提供したり、商品開発に取り組んだりすることが可能だ。

 また、独特なテレビCMなどユニークな施策を次々と打ち出せる背景について、担当者は「トップと社員の距離が近いのが要因かもしれません。さまざまな施策をスピード感をもって、トライしやすい環境にあります」と説明する。

 沖縄ファミマの2019年度の重点方針は「強みをより強く」と「同じ土俵で戦わない」の2点だ。セブンの沖縄進出も念頭に置いている。敵と“ガチンコ”で戦うのではなく、独自の商品開発力を強化し、競合が扱っていない商品やサービスを提供することでお客の支持を得ようという戦略だ。

 セブン進出後に沖縄で展開される“コンビニ戦争”から目が離せない。

 沖縄ファミマの独自商品

ITmedia ビジネスオンライン

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