記事詳細

【売れないモノを売る極意】神戸「焼酎パフェ」に見た“地域ブランド”誕生のヒント (1/2ページ)

 八十八夜も過ぎ、初夏らしくなりました。どうやら今年の夏も酷暑になりそうです。

 そんな夏を見越すように、スイーツのまち神戸にはヒンヤリ美味しい「焼酎パフェ」が登場しました。甘いパフェに焼酎をかけるという珍しいスイーツですが、意外にも味は絶品。パフェにあしらわれたマンゴーと焼酎の相性も抜群で、絶妙な味のハーモニーにハマる人が続出しています。

 しかしなぜ、パフェに焼酎をかけるなんて、変わった発想が生まれたのでしょうか。「焼酎パフェ」をプロデュースした、神戸スイーツ発信拠点「リトル神戸」の三坂美代子さん(株式会社CUADRO代表取締役)に聞くと、「神戸市と宮崎県は連携協定を結んでいるので、私たちは、それぞれが誇る名産品や技術をコラボさせて新しいスイーツをつくっているのですよ」と教えてくれました。そういえば焼酎もマンゴーも宮崎が誇る名産品。それを神戸が誇るパティシエがスイーツにした結果、これまでにない「焼酎パフェ」が生まれたというワケです。

 実はこのストーリー、「焼酎パフェ」を大きな地域ブランドに育てる可能性を秘めています。誇りこそがブランドの種になるからです。

 たとえば、私の故郷・京都府宇治市が誇る宇治茶ブランドも、鎌倉時代に地域の誇りがコラボしたことから生まれました。

 当時、お茶といえば最初に植えられた京都「栂ノ尾(とがのお)高山寺」の茶だけが「本茶」であり、宇治茶は「非茶(茶にあらず)」とされていたにもかかわらず、地域の誇りが集まったことから日本一のブランドに変身したのです。

関連ニュース