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【ABS世代が「シニア」を変える】バブルの原動力は「頑張れば夢かなう」 戦後日本経済の“絶頂期”を体験したABS世代 (1/2ページ)

 1980年代、多くのABS世代は社会人となり、80年代後半に起きたバブルの社会現象による影響を色濃く受けます。

 当時、音楽といえば山下達郎と松任谷由実。「夏だ!海だ!達郎だ!」で、山下達郎の曲は夏のドライブの定番。ユーミンも毎年アルバムをリリースし、苗場プリンスホテルでのクリスマスライブはプラチナチケットと呼ばれました。クリスマスといえばシティホテルの予約が大変。1年前から満室で、彼女がいなくても念のため部屋をキープしておく男たちがたくさんいました。

 この頃、一気に普及したファッションが「コム・デ・ギャルソン」「ビギ」「メルローズ」などのDCブランド。「丸井の赤いカード」で背伸びして高い服を購入したものです。

 テレビではトレンディードラマが大流行。浅野ゆう子と浅野温子の「W浅野」や石田純一らのオシャレなファッションを真似して、ネットもない時代にドラマでロケされた場所を探し出してデートに出かけました。

 クルマは引き続き男性の必須アイテム。輸入車が飛ぶように売れ、コンパクトなBMW3シリーズは「六本木のカローラ」と揶揄されました。国産では「デートカー」と称したホンダプレリュード、日産シルビアといったクーペスタイルのクルマが大人気。「アッシー」「メッシー」「貢ぐ君」という言葉も生まれ、女性は男性に送り迎えしてもらったり、おごってもらったり、プレゼントしてもらったり、とにかく女性のために尽くす男性が多かった時代でした。

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