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【榊淳司 マンション業界の秘密】インバウンド増加、高まるブランド力…京都「御所バブル」再燃ある!? (1/2ページ)

 私は京都生まれの京都育ちである。今もたまに町を歩くが、その変わりぶりに驚く。

 まず、主だった場所でやたらと人が多くなった。インバウンドである。以前は観光客がほとんど来なかったような場所でも、多くのインバウンドを見かけるようになった。逆に、日本人の観光客が京都を避け始めたという声も聞かれる。

 ◆外国人ラッシュ

 俗に「京の台所」と呼ばれた錦通りも、今ではすっかり観光地化している。京都人は一般に観光客に混じって何かをするというのを避けるから、今後は錦で買い物をする地元の人は少なくなるだろう。

 次に、京都の中心部で昔ながらの町屋が少なくなった。少しまとまった土地にあった町屋は、どんどんマンションに建て替わっている。

 ここ10年ほど、京都では私が「御所バブル」と名付けたマンションブームが起きていた。御所を中心としたエリアで次々とマンションが開発されたのだ。そして、東京の文京区と同じ価格水準で販売され、それが何とか売れていた。

 しかし、2年ほど前から売れ行きが鈍り、新たな開発が少なくなった。御所バブルはほぼ終息したのだ。一時期は群がるようにマンションを開発していた東京の大手デベロッパーの事案も見かけなくなった。

 それでも、いつかまた御所バブルは再発するのではないかと予測する。理由は、インバウンドの増加などで、京都の町としてのブランド力はますます高まっているからだ。

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