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【定年後の居場所】定年前から「もう一人の自分」を育てる大切さ “生涯現役”でハツラツと働く社労士たち (1/2ページ)

 ある県の社会保険労務士制度創設50周年を記念した行事で講演する機会をいただいた。タイトルは、「黄金の15年~定年後から見えてくるワークライフバランス~」。社会保険労務士(社労士)会の会員と一般参加者の前で、定年前の50歳ぐらいから徐々に「会社員の自分」のほかに「もう一人の自分」を育てる大切さや、「定年準備に向けた行動7か条」などにポイントをおいて話した。

 国家資格である社会保険労務士は、全国で約4万1000人が登録されている。主に中小企業と顧問契約を結び、社会保険関係の申請手続きをしたり、賃金台帳の作成などに携わる。また人事や労務管理のコンサルタントとして企業の相談に乗って活躍する人も増えている。資格を取得して企業内で社員として働いている人もいる。

 実は私の15年ほどの取材の中で、何度も社労士の方々にお話を聞いている。会社員や公務員として勤めながら資格を取得して、中途で退職して独立したり、定年退職後に開業する人が比較的多いからだ。

 社労士は、リタイア世代に大きく関わる健康保険、介護保険のほか、公的年金についての知識も豊富なので、長寿化の時代を迎え、中高年世代の相談役としての役割もある。また、組織で長く働いた経験もあって人間関係の機微に通じているので、社員に対する処遇や福利厚生などについて経営者の良きアドバイザーになっている人が多い。昨今の「働き方改革」においても、活躍の場はますます広がるものと思われる。

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