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【バフェットの次を行く投資術】「オプション取引」は売らなければ儲からない (1/2ページ)

 売る権利や買う権利を売買する「オプション取引」について、よく投資の解説書に「買いであれば損失が支払ったプレミアムに限定され、うまくいけば利益は青天井だから買いから入った方が良い」などと書かれているが、これは間違った戦略である。オプションは基本的に売らなければ儲からない。ただし、一般投資家にはお勧めしない。

 保険会社をイメージしてみればすぐにわかる。オプションは一種の保険だとよく説明される。しかし保険を買って儲けている保険会社があるだろうか。保険会社は保険を販売して儲けているのである。

 保険料はオプションのプレミアムに相当し、プレミアムには通常の保険同様、売り手の利益が上乗せされているのである。ちなみに生命保険の保険料のうち、いわゆる手数料に相当する保険会社の取り分は、全体の7割といわれる。オプションの買い手は目に見える取引手数料以外に、目に見えない手数料をプレミアムの一部として払っているといえる。

 バフェット率いるバークシャー・ハサウェイの保険部門も、保険料の中に十分なリスクプレミアムが含まれているので、(損害)保険販売によって高い収益を得ることができるのだ。

 逆にバークシャー以外の米国の保険会社の収益性が低いのは、過当な販売競争の中で、十分なリスクプレミアムを保険料に含めないからだとバフェットは述べている。

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