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【定年後 難民にならない生き方】人生の最期を迎えるときに… 「人生会議」が提言する4つの目安とは (1/2ページ)

 先日、NHKスペシャルで放送されたドキュメンタリー「彼女は安楽死を選んだ」が衝撃的すぎると話題になった。神経性の難病をわずらった女性が、スイスに渡り、死を選ぶまでを追った。安楽死を認めるか否か、自分が同じ立場だった場合、あるいは家族だったらどうするか。賛否両論さまざまな意見が飛び交っている。

 人生の最期をどう迎えるのか。人生の最終段階における医療・ケアについて本人と家族等、医療介護関係者の間で繰り返し話し合う取り組みは「アドバイス・ケア・プランニング(以下、ACP)」と呼ばれ、英語圏を中心に実践が進められている。日本でも、厚生労働省がACPの普及・啓発の一環として、愛称を公募。2018年11月に「人生会議」が選定され、11月30日(いい看取り・看取られ)を「人生会議の日」とした。

 日本老年医学会はACPの適切な理解に向けて、「ACP推進に関する提言」(19年6月)を発表。その中で、こう定義している。

 「ACPは将来の医療・ケアについて、本人を人として尊重した意思決定の実現を支援するプロセスである」

 ACPは1回限りで完結するものではなく、本人と家族等と医療・ケアチームが対話を重ね、本人の価値観や意向、人生の目標などを共有していくのだという。

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