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【榊淳司 マンション業界の秘密】投げ売り湯沢“リゾマン”民泊で再生を すでに活用の物件も (1/2ページ)

 先日、ある情報番組にコメンテーターとして出演した。テーマはマンションの老朽化や空き家増加に関するものだった。最近、こういうテーマでのコメント取材や原稿依頼が多い。いよいよその深刻さに世間も気づき始めたのだろう。

 ああいった番組は、裏方であるディレクターさんたちの綿密な調査を背景に成り立っている。だから時々私が知らないような情報を教えてもらえたりする。

 その番組でも、新潟県の湯沢で積極的に民泊を行っているリゾートマンション(リゾマン)の実情を教えてもらった。湯沢のリゾマン群の将来については、さまざまなメディアや拙著で取り上げてきたので常に関心を持っている。民泊を行っているマンションが1棟あることは知っていたが、それがどのような実態なのかまでは知らなかった。

 番組の中で流されたビデオ映像を見て、やや驚いた。そのリゾマンでは組織的に民泊が行われている。運営しているのは、湯沢エリアでは最強と目される不動産会社の関連企業。2人から4人程度で泊まれる部屋が1泊2万円から3万円台で募集され、稼働率もそれなりにあるという。利用者には外国人もかなりいるということだった。

 民泊は年間180日以内、という規制がかけられている。これは自治体によってさらに制限できる。幸い、湯沢ではそういう制限が設けられていない。

 そのマンション、民泊を始める前は1住戸が10万円という捨て値で売り出されていたという。現在はそれが150万円以上に値上がりしたそうだ。

 それは十分に納得できる。なぜなら1泊2万円で100日稼働すれば200万円の売り上げになる。150万円で購入しても1年で元が取れる、という計算が成り立つ。

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