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【トップ直撃】真のウェザーテック企業へ! ALiNKインターネット・池田洋人社長「テクノロジーと気象の専門性を融合」 (2/3ページ)

 --気象への本格的な興味はそこから?

 「どちらかといえば学問的な関心や気象現場への関心よりも、天気予報をどのように利用者に提供するかを工夫することに興味があります。気象現象が人間をはじめとした生物に与える影響を研究する生気象学(せいきしょうがく)を応用したサイトを作ったり、キャラクターとコラボさせたり。何度か天気の事業で転職をしているのですが、そのたびに何かに取り組んで、その経験を次に生かしています」

 --広告面でも工夫していますね

 「いろいろと取り組んでいます。たとえば、どのぐらいビールが飲みたくなるかの目安を示すビール指数について、サイトでは指数の数値をアイコンの数で表示します。そのアイコンそのものを特定銘柄のビールにします。アイコンひとつが『20%』を示すとしたら、ビール指数100%のときには、たとえば5本の缶ビールアイコンが並んだりするわけです。ほかにも高単価広告を獲得するヘッダー入札は2016年に日本で初めて導入しました。それらを束ねたラッパーソリューションの導入も国内ではわれわれが初めてです。アドテクノロジーは日進月歩なうえ、日本には少し遅れて入ってきますので、海外で実績があるものはすぐに検討します」

 --今後は

 「『tenki.jp』はまだ伸びしろがあります。気象というデータと、全国にいる気象予報士という生の声を掛け合わせて、より利便性を高めますし、広告の仕組みも変えていきます。同時に生活情報などの領域も拡大していこうと考えていて、こうしたこともあってロゴを新しくしました。気象の専門性とテクノロジーを融合させる真のウェザーテック企業として、人間が気象にどう関わるのかをこれからも追求し、老若男女から信頼が寄せられる会社を目指します」

 ■転換点は「寝たきり」

 【寝たきり】子供のころから野球が好き。ただ高校時代に野球にのめり込みすぎて腰痛を抱えた。その腰痛が会社に入って再発し2年間の寝たきり生活を余儀なくされた。2年目で痛みが少しやわらぐと、当時、黎明(れいめい)期だったインターネットをゼロから勉強。「気象サイトを自分で作り広告も入れました。この寝たきり経験がビジネスのターニングポイントだったかもしれません」と振り返る。

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